最強エルニーニョの影響で2015年日本の冬は暖冬かも
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過去最強のエルニーニョ現象が発生!どうなる日本!
今年もエルニーニョ現象が発生していますが、なんとまあ2015年のエルニーニョは歴代最強となるみたいですね。米海洋大気局(NOAA)の予報なので信ぴょう性はものすごく高いです。ところで日本への影響ってどの程度なんですかね?2016年春ごろまでこの現象が続くようで、冬の気候にも影響を与えそうです。どうなる今年のスキー?!
エルニーニョ、今年は史上最強か 米当局、異常気象警告 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
エルニーニョ現象とは
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象です。
エルニーニョとはスペイン語で男の子(もしくは神の子)を表すそうです。年の瀬のクリスマスあたりに発生することが多かったようで神の子の意味合いが強かったようです。自然現象とその土地の宗教観念とのかかわりについては非常に興味深いのですが今回は割愛。余談ですが、エルニーニョ現象と比較される現象としてラニーニャ現象というのがありますがこちらはスペイン語で「女の子」という意味。
エルニーニョ現象で何が起こるの?
ざっくり言うと、エルニーニョ現象とは太平洋の温水帯の位置が東側に移動する現象を指すといえますかね?そんだけ?と思うなかれ。いつもと違う温度、湿度になるエルニーニョ現象の発生で世界規模の気候変動が起こるといわれています。
1997年冬から1998年春にかけて発生したエルニーニョ現象が歴代最強と言われていましたが、世界では様々な影響があったようです。例えばこんな事象が。
- 東アジア(日本・中国)の高温多雨
- 東南アジア・オーストラリアの干ばつ~インドネシアの林野火災
- アフリカ東部の豪雨 (ソマリアの洪水死者は約1700人に達した。)
- 南米北部の高温・少雨~森林火災の多発、パナマ運河の航行制限、キューバの干ばつ - 南米南部の大雨~チリ、アルゼンチン、ブラジル南部で洪水・土砂崩れが発生
出典)気候影響・利用研究会(1999)
加えて言うと1998年の世界平均気温は、観測史上10位を記録しています。歴代世界平均気温上位はほぼ20世紀より過去であるため、20世紀でランキング入りしたのはこの時だけ。温水の影響で世界の平均気温まで変わるとは、正直驚きです。2015年は最強エルニーニョとなる可能性が高く、当然気温の上昇も最強なんでしょうね…
最強エルニーニョの日本への影響は?2015年は暖冬予報?
エルニーニョ現象の発生により太平洋沿岸地域へは暖かい空気が流れ込むため、高温多湿の気候になる所が多いようで日本でもその影響を受けます。近年の傾向だと、冷夏、暖冬になる傾向に。なので今年の冬はより暖かく過ごせそうです。というか雪降らないんじゃね?とか思ってみたり。ということで
2015年冬は最強エルニーニョ現象の影響で暖冬!!
と大胆予想しておきます。外れたらすいません。。。
寒がりな私にとっては喜ぶべきことなんですが、積雪量にも影響しそうですし、ホワイトクリスマスを望むカップルにとっては災難なのかもしれません。むしろリア充カップルが不利益を被るのは喜ばしいことなのかもしれませんが。
※気圧配置により多少変動するようです。ただし降雨量は増加するため洪水、土砂崩れの増加が心配されます。