ZATTAカフェ

ほんと気になるニュースってたえませんよね

あのマラソン選手のスペシャルドリンク、中身は何なの?

スポンサーリンク

 

Fruit juices
Fruit juices / Marco Zanferrari

マラソンに欠かせないスペシャルドリンク、水では必要な栄養が摂れないのはなんとなくわかるんですが、ポカリとかアクエリアスでも大丈夫では?ひょっとすると中身はただの粉入れポカリという落ち?そもそもスペシャルドリンクって何なの?という事で中身について調べてみました。実業団ランナー特製レシピも載ってますよ。

 

スペシャルドリンクとはなんぞや

マラソン出場経験のない私、まったく知らなかったんですが、公式大会であってもスペシャルドリンクは各自で持参するものらしいです。てっきり運営側で作ったものを参加者全員に配るんだと思ってました("゚д゚)

 日本陸上競技連盟競技規則によると

・飲食物は通常、組織委員会が提供するが、組織委員会は、
競技者が自分で飲食物を用意することを認めることができる

・飲食物には、飲料、エネルギーサプリメント、食品、その
他の水以外のものを含めることができる。組織委員会は、状
況に基づいてどの飲食物を提供するかを決定する

日本陸上競技連盟競技規則/第8部道路競走

 となっていて、必ずしも主催者側で飲み物を準備してくれない模様。そう考えると初めて参加するレースは持参するのが無難そう。で、持参する飲食物は水以外のものを含めてもいいよ、となっているので各自好きな味付け、欲しい栄養素を補給できるよう自作するわけです。この自作ドリンクのことをマラソンではスペシャルドリンクと呼んでいます。スペシャルドリンク=固定レシピではないということですね。大抵の場合、主催者側で飲み物を用意してくれます。(通称ゼネラルドリンク)ただし、水だったり、スポーツドリンクだったり大会によって中身が変わります。

スペシャルドリンク自作への道~栄養素よりも飲みやすいことが大事

 まずはスペシャルドリンクには以下の4要素が求められます。

  1. 披露した筋肉の回復(アミノ酸)
  2. 走るのに必要なエネルギー源となるもの(糖分)
  3. 消費した水分の補給(適度な量の水分を含む水)
  4. 気分のリフレッシュ(好きなフレーバー)

また、体への吸収という観点から考えると塩分は0.2%、糖分は3-5%になるようにすると良いです。

ただ、フルマラソンで世界のトップアスリートと競り合うランナーならば、市販のスポーツドリンクだと糖分やアミノ酸が不足するため、それを補う栄養素を足す必要があるかもしれませんが、一般ピーポーがマラソンするうえでは市販のスポーツドリンクが持つ栄養素で十分と言えます。なので重要視すべきなのは4の気分のリフレッシュ。イチゴ味、紅茶味、みかん味なんでもいいので普段から飲み慣れているフレーバーにしましょう。あまり栄養バランスにこだわる必要はありません。あくまでも気持ちよく走るために必要な飲み物ととらえましょう♪

あのトップランナーはどんなスペシャルドリンクを飲んでるの?

市販のスポーツドリンクを飲用し、あまりレシピこだわらない選手も多いです。紅茶、リンゴジュースなど各選手が普段から飲み慣れている飲料に必要な栄養素を含む食品を足すという選択肢も多いようです。高橋尚子選手の紅茶+はちみつなどは結構メジャーなレシピですが、中にはコーヒー+栄養素という組み合わせでスペシャルドリンクを自作するランナーもいます。とまぁスペシャルドリンクは選手の数だけ存在しますので、一例を紹介するに留めます。

川内優輝選手(埼玉県庁)

・水 1リットル
・天然塩 1g~2g
・低温非加熱はちみつ 50g~80g
・レモン汁 20g~30g
・オレンジジュース100cc
引用元:

豊島養蜂園 豊嶋養蜂園のスポーツドリンクの作り方 スペシャルドリンクの飲み方 おススメボトル ランニングバック ライトなど 福岡 朝倉市


フランクショーター

(ミュンヘンオリンピックの金メダリスト)

・コーラ(炭酸抜き)

宗兄弟

・ハチミツ+レモン水

増田明美

・ハチミツ+紅茶(アールグレイ)

 

 まとめ

市民ランナーと実業団ランナーは練習量からして違うので、走りに違いが出ることはあたり前なんですが、終盤のスパートとはスペシャルドリンクの恩恵があるんじゃないの?とか勘ぐってる人もいそうなので、有名どころの実業団ランナーのスペシャルドリンクレシピをちょっとご紹介した次第です。自分で作るときの参考にすると思わぬ底力を発揮してオリンピック級のタイムを弾き出せるかもしれません。

そうはいっても今回調査して感じたのは、川内優輝選手は別にして、トップアスリートでもそこまでスペシャルドリンクに執着していない、という事です。個人で作って市販のスポーツドリンクより高性能な飲み物を作ること自体難しいと思いますし、ひょっとすると気分よく走りたいから、というのがトップランナーがスペシャルドリンクを自作するもっとも大きい理由かもしれませんね。