ZATTAカフェ

ほんと気になるニュースってたえませんよね

スーパーカミオカンデの見学方法は?実は一般人でも可能

スポンサーリンク

ヴィヴィさんとカミオカンデ(この時点ではヴィヴィさんだと気づいてなかった)
ヴィヴィさんとカミオカンデ(この時点ではヴィヴィさんだと気づいてなかった) / monoprixgourmet_bis

 ※2015年11月1日(追記):引用記事リンクが無くなったようなので削除

10月6日に梶田隆章氏のノーベル物理学賞受賞が発表されました。梶田教授まずはおめでとうございます。

 

 

先日、医学生理学賞で北里大の大村智教授が受賞したばかり。早くも日本人の受賞二人目と幸先良いですね!2015年ノーベル賞。この勢いで村上春樹氏の文学賞受賞も期待したいところです。

 

さてさて梶田氏の受賞理由として

岐阜県飛騨市神岡町の地下鉱山跡にあるニュートリノ観測施設「スーパーカミオカンデ」で、大気中で発生する「大気ニュートリノ」を観測。平成10(1998)年、ニュートリノが質量を持つことの証拠になる振動現象を発見した。

 ことが挙げられていて、この施設があったことがニュートリノの秘密の解明に大きく貢献したわけです。私の様な凡人にはスーパーカミオカンデのような施設はまさに「ネコに小判」なわけですが、ノーベル賞関連の施設、入れるなら一度は観てみたい気もします。という事で今回はスーパーカミオカンデの見学が一般人にも可能なのか調べてきました。


スーパーカミオカンデとは

まずこの施設の概要説明から。いちいちスーパー~と明記するのは面倒くさいので以後スパカミと命名。

スーパーカミオカンデ(Super-Kamiokande、Super-Kと略されることもある)は、東京大学宇宙線研究所によって岐阜県飛騨市神岡町(旧吉城郡神岡鉱山内に建設されたニュートリノ検出装置。

スーパーカミオカンデ - Wikipedia

梶田氏の師匠と言われているニュートリノの権威、小柴昌俊氏が研究に使用していた施設は「カミオカンデ」で、今回のスパカミ、原理的には同じでより性能がアップしている様です。で、その施設の肝となるのが検出器。これによりニュートリノ振動の検出が行われている。なんで小柴教授がスパカミを使わなかったのか?とふと疑問に思ったものの同氏のノーベル賞受賞の元となったニュートリノ検出は1987年、スパカミ稼働は1996年からでまだ無かった、それだけのことらしいです、納得。

スーパーカミオカンデ検出器は、約5万トンの純水で満たされた円筒型タンク(直径39.3m、高さ41.4m)、水および空気の純化システム、光電子増倍管(PMT)、 エレクトロニクスおよびオンラインデータ取得システム、オフライン計算機施設、等 から成っている。 図1は検出器の概観である。岐阜県神岡鉱山の地下 1000m(2700mの水相当)に設置されている。

スーパーカミオカンデ検出器の概要

構造的には類似、という事でカミオカンデの模型でスパカミ構造をざっくり把握してみましょう。カミオカンデは3000トンの水を溜められるタンクを使用していましたので体積比は約17倍程度。とにかくデカい! 地下1000mとかメンテナンスとかどうしてるんでしょうか。恐らくエレベーター完備なんだとは思いますが。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9f/Kamiokande89.JPG/220px-Kamiokande89.JPG

 

引用元:カミオカンデ - Wikipedia

スーパーカミオカンデの見学方法は?

原則一般人の立ち入りは不可

スパーカミオカンデを管理している東京大学宇宙線研究所によると

見学者対応の体制が完備していないので、原則として個別の見学はお断りしています。ただし、教育、研究関係の団体の方の見学は、調整の上、受け入れることもあります。

 という事で原則一般人は入場できない模様。とはいえ教育、研究団体と一般人の線引きはどうなってるの?って所ですが、施設側のはんだに任せるしかなさそうです。見学希望の団体は見学したい日の2か月前に見学目的や団体名等を連絡、施設側にて見学可否を判断、連絡してくれるようです。とにかくスパカミを見てみたい、という人は試しに連絡してみてはどうでしょうか?

希望される方は、見学希望日の2ヶ月前までに、希望日時、見学目的、
団体名称、総人数、代表者氏名、住所、電話番号、全員の氏名 を
Email: kengaku_at_km.icrr.u-tokyo.ac.jp(_at_を@に変えてください)

FAX: 0578-85-9640
まで送ってください。
見学の可否をこちらからご連絡いたします。

神岡施設 - お問い合わせ

 期間限定だけど一般人公開も可能

一般人が大手を振ってスパカミ見学が出来る機会も実はあります。スーパーカミオカンデの有る岐阜県飛騨市では付近の宇宙関連の研究施設を利用した地底探索イベントを毎年開催しています。集合場所に集合し、各自ヘルメットをかぶって宇宙関連施設へという流れでツアーが敢行されています。その中にはスーパーカミオカンデも。参加費も③000-4000円程度となっていて気軽に参加できるのでスパカミを見たい人には絶好のツアーだと思いますよ。但し夏の恒例ベント的な位置づけで、7月中旬の2日間のみの開催となっていて倍率も高いようです予約は5月ごろから。詳しくはGSA公式サイトまで。

 

gsa-hida.jp