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ほんと気になるニュースってたえませんよね

吉野家が牛丼3か月生活で健康への影響を検証、血糖値が高いと何が悪いの?

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牛丼などの丼物は体に悪いとよく言われています。カロリー高いとか、血糖値上がるとか…血糖値が高いことが糖尿病へつながることは知っているつもりだったんですが、じゃぁ血糖値が高いってことは体にどんな風に悪影響を与えるのか?って聞かれるとちょっと答えられません。今回は9月22日に発表された吉野家牛丼の健康への影響調査のニュースを紹介するとともに、”血糖値が高いことがなぜ体に良くないのか”勉強するつもりで調べてみましたよ。

 

 

吉野家の牛丼3か月生活が過酷すぎる件

吉野家が自社牛丼の健康への影響を大学などの研究機関と調査する、というニュースを見ました~。なんでも牛丼を食べ続けることによって血糖値や体調にどのような変化があるか調べて商品開発に役立てる予定だとか。そのニュースがこれ。

headlines.yahoo.co.jp

 研究の進み具合や結果に、凄い興味があったんですが、さっそく結果報告が。この研究の一環として同志社大学大学院と行った『牛丼と血糖値変化に関する調査』結果がコチラ。

zasshi.news.yahoo.co.jp

牛丼を食べた人は、白飯だけを食べた人より血糖値の下がり方が早かったと、こういう事らしいです。玉ねぎには血糖値を下げる効果があることは分かっていますし、ふーん、そうなんだーというあっさりな感想しか出なかったことは内緒です。今後もいろいろな角度から検証を続けていくようなんですが、

記事によれば、ご飯“だけ”を食べた場合や、牛丼として食べた場合のほか、3カ月間、毎日1食牛丼を食べ続けた場合の体の変化などを調べ

 るとのことで、この超過酷な検証方法が結構話題になってます。牛丼好きな方ですが、絶対飽きるよね!あ、でも牛丼1日1杯くらい食ってるぜ!って人も結構いそうですね。

さてこの調査結果、たとえ悪い結果が出ても必ず報告します、と書いてあって年内にその結果が分かるらしいです。外食、特に丼物の様なボリューミーな食べ物は体に悪いってことが一般的な常識として認識されていますし、吉野家が牛丼の悪いイメージを払拭したい!と考えることは理解できるしこうした試みはそれなりに評価できるかもしれません。でも、私の様にひねくれた人間は悪い報告とか絶対しないだろ!!って思っちゃうんですよね。前置きが長くなってしまいましたが、今回は吉野家の研究テーマを批判するのが目的じゃ無かった。血糖値の話です。

そもそも血糖値が高いことがなぜ良くないのか

血糖って何?

まず初めに血糖値とはその名のとおり血糖の量を示す数値。

『血糖値』とは?『血糖』とは血液中に含まれるブトウ糖のことを指し、その血液中に含まれる量を表しているのが『血糖値』です。
血糖値は食事を摂るたびに上がります。それは、食事で摂取された栄養素のうち糖質が消化酵素で分解されてブドウ糖になって小腸で吸収され、血液により全身に運搬されるからです。

血糖値とは|血糖値を知る|食後の血糖値が気になる方に「健茶王」

 血液中のブドウ糖の役割は栄養素を送ることなので多いほどいいのでは?と思いがちですが実はそうでもなくて血糖値が高いことが、血管への悪影響があることが分かっています。

血糖値が高くなると体では何が起こるのか

水にどんどん砂糖を加えてかき混ぜていくとその水にどろりとした糊状の部分が増えていきますが、ブドウ糖濃度か高くなると血管内で同じよう現象が起こります。濃度の濃くなった血液は血管内で滞留してしまったり、場合によっては血管の内壁を傷つけたりと踏んだり蹴ったり状態に。結果的に栄養を運ぶパイプ(血管)が詰まったり硬化してしまう原因になってしまうようです。栄養を運ぶべきブドウ糖が多すぎると逆に栄養を運べなくなるというのもなんだか奇妙な話ですよね。

ただ血糖値が一時的に高くなってしまった場合でも、いきなり血管が詰まる!わけではなく、体の中では血糖値を下げる成分を分泌し、正常な血糖値へ戻そうと働きかけます。この血糖値を下げる働きをしているのがインスリン。

 インスリン有るから血糖値の心配は不要、ではありません。血管内部のインスリン量が継続的に多い状態が続くと、血管内の水分滞留が増え血圧が高くなる、必要以上に血糖値を下げようとするため正常な値を下回るまで血糖値を下げ続ける、等々いろんな弊害が出てきます。うーんインスリンまで発展するとは。話が長くなってきましたね。

 まとめ

高すぎても低すぎても体に悪影響がある血糖値。人間の体内では日々血糖値を正常な状態に保つべくいろんな成分が自動的に分泌されています。実は体内で血糖値を上げる成分というのは複数あるんですが、下げる成分はインスリンしかありません。インスリンは肝臓で作られますが多量のインスリンを作ることで肝臓が疲労し、肝機能障害といったリスクも高まるようです。さらには血糖値が上がりやすい食事でインスリンの分泌量が急に増えたり減ったりするような状況も肥満になりやすかったりするそうです。うわー面倒くさいw

血糖値を上げないという事に加えて、インスリンの分泌を増やさない食事のとり方、に気を付ける必要がありそうです。

ざっくりまとめると、血糖値が高い(高すぎる)と

  • 血管が詰まり、栄養素が運ばれにくくなる
  • インスリンの分泌が増えることで代謝が悪くなる

という事で全くいいことないよ、という話でした。