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ほんと気になるニュースってたえませんよね

どうせなら美味しい方で。ボジョレーヌーボーの種類と値段と選び方と

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11月の第3木曜日に日本でも解禁されるボジョレーヌーボー、日本での消費量は全世界出荷数の約4分の1を占めるといわれています。2014年の全出荷数は700万本くらいたったらしいので、日本で消費された、というか持ち込まれた本数は175万本くらいですかね?とまぁ結構な本数が解禁日直後に飲まれているわけですが、皆が皆ボジョレーヌーボーが美味いから、という理由で飲んでいるわけではないようです。中には美味しくない、という意見の人も。確かに普通のワインとはちょっとテイストの違う飲み物なんですけど、飲まれる時期がものすごく少ない関係上、普通のワイン以上に玉石混淆度が強く、残念なやつしか飲めていない可能性のある人も多いんじゃないかと。ヌーボーちゃんを擁護するわけじゃないけど「ボジョレーヌーボーって銘柄の一つでしょ?」って思ってたり、種類があることをそもそも知らないという人が私の身近には結構いてすごくもったいないような気がするんですよね。。。

そこで今回の記事ではボジョレーヌーボーって何?て部分から種類、格付けによる選び方といった話をしていこうかな、と思ってます。所詮お祭りと割り切って味とかこだわらないのも一つの手ですが、どうせなら美味しい方で祝おうよ、と言うのがこの記事のコンセプトです。

 

2015年の11月19日はボジョレヌーボー解禁日!

2015年も11月の第3木曜日、11月19日にボジョレーヌーボーが解禁となります。時差の関係上日本が最速で解禁になるんですね。2015年も解禁日には日本中で大騒ぎになるんじゃないでしょうか。

Luncheon of the Boating Party
Luncheon of the Boating Party / NCinDC

ボジョレーヌーボーとは 

ボジョレー・ヌヴォーBeaujolais Nouveau) とはフランスブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯・ボジョレーで生産されるヌヴォー(プリムールまたは試飲新酒[要出典])仕様の赤ワインである。したがって、ボジョレーの通常の赤ワインとは異なる。試飲酒だけに、通常のワインが出来上がるより早く試飲できなければ意味がないために、ヌヴォー(試飲新酒)用のボジョレーは[要出典]、ブドウを収穫したら速やかに醸造してボトルへ詰め、収穫したその年の11月に出荷を済ませる。ヌヴォー仕様で軽い仕上がりの赤ワインである。

ボジョレーワイン - Wikipedia

ガメ種と呼ばれる葡萄が原産のワイン。熟成に向かないことからこの品種で作られたワインは2-3年で飲むことが多い。ボジョレーヌーボーも解禁後すぐが良い様ですが、販売メーカーによると翌年の春くらいまでには飲んだ方がいいんじゃないの?とのこと。

www.suntory.co.jp

味は置いといて品質からチョイスしてみる

3000人を越える生産者がいるボジョレーワインはその数だけ銘柄が存在します。ということはボジョレーヌーボーの銘柄数も星の数ほど存在します。解禁されてからそのすべてを試飲して好みを決める、というのはよっぽどのワイン好きじゃないと無理っぽいので、格付けから選んでみたらどうかなーという提案です。ワインの世界には生産地による格付けという仕組みがあります。ボージョレワインにも以下の3種類の格が存在します。

  • ボジョレー(Beaujolais)
  • ボジョレーヴィラージュ(Beaujolais Villages)
  • クリュボジョレー(Cru Beaujolais)

フランスボジョレー地区にはガメ種という葡萄が多く栽培され、ボジョレーワインの多くはこのガメ種葡萄でワインを作っています。因みにボジョレヌーボもガメ種。AOCワイン(AOCについては後述)では96の村がボジョレーワインの産地として登録されていますが、ガメ種で作られているだけで名乗ることが出来るのは「ボジョレー」のみ、他二つは決められた村で作られたワインしか名乗ることが出来ないことになっています。ヴィラージュだと40村、クリュだと10村と絞られていき、産地が限定されるほどワインとして出せるかという審査が厳しくなり、より格が高いと言えるでしょう。

ボジョレーヌーボーはヴィラージュクラスを選ぼう!

ただし、クリュボジュレーではヌーボーを生産することが許されておらず、ボジョレーヌーボーは格で考えるとボジョレーとボジョレーヴィラージュ、この2種類しかありません。ボジョレーヌーボーと言えば販売業者による過度なキャッチコピーが良く批判されるし、コピーを見て決めるのは避けたほうが無難です。まずはより格の高い産地のヌーボーを選んだら外れが少なくなるのかなーというのが私の意見です。という事でのボジュレーヴィラージュを選ぶと吉かと。

ボジョレーヌーボーの妥当な値段は?

輸入ワインの値段で気を付けないといけないのは

高いから格上ヌーボーじゃない

という事ですよね。輸入品には中間業者が関わることが多く、中間マージンの値段がワインの値段に反映されるため、同品質のワインでも業者が多くなればなるほど高くなってしまう訳です。ボジョレークラスのヌーボなのにヴィラージュクラスのヌーボの値段がしてたりしてほんとに紛らわしいです。経験上ボジョレークラスが2000円前後、ヴィラージュクラスが4000円程度というのが自分の中で妥当な値段かなと考えてます。

 ボジョレーとボジョレーヴィラージュの見分け方?

ということでヴィラージュを推しているわけなんですが、ここからは、どうやって見分けたらいいのか?という話です。

日本に輸入されるフランスワインの大半は、ラベルに決まった表現方法で原産地が表示されるAOC(原産地呼称統制)のシステムを採用したAOCワインです。表示の方法はこんな感じ。

APPELATION 〇〇〇〇 CONTROLEE (〇の部分に原産地名が入る)

 

なので、ボジョレーワインなのか、ボジョレーヴィレッジワインなのかは、このラベルの原産地名で見分けることが出来ます。この表示が無いワインはAOCワインじゃないという事です。そういう銘柄についてはワインに詳しくない内は購入しないほうが無難かなーと思います。

■ボジョレーヌーボーの表示

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 ■ボジョレーヴィレッジヌーボーの表示

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まとめ

どうせなら美味しい方で飲もうよ!という事でボジョレーヌーボーの選び方を偉そうに語ってきたわけですが、そもそも通常の赤ワインとは製造方法も違うし、熟成させる概念も無いワインです。ワインと同じ体でその美味しさを評価すること自体がちょっと違うような気もします。所詮ヌーボーはヌーボーと割り切って飲むことも大事かもしれませんよ。

まぁあれですよ。のん兵衛にとって飲む理由が増えるのは良いってことですよね、って話です^^